2026年9月3日、新社屋共創プロジェクトの第3回ワークショップを開催しました。今回のテーマは
「ブランド体験 × 五感設計」。
前回までに整理したMOASらしさや価値観をもとに、未来の社員やお客様が新社屋でどのような体験をし、どの瞬間に「MOASでよかった」と感じるのかを具体的に描き出しました。
第3回のテーマは「体験設計」
これまでのワークショップでは、MOASの歴史や実話を掘り起こし、そこから見えてきた価値観や行動原則を整理してきました。
第3回では、それらの言葉を空間づくりへつなげる中間ステップとして、「未来の人の心が動く瞬間」を考える体験設計に取り組みました。今回の中心となる問いは、
「未来の人は、新社屋のどの瞬間に『MOASでよかった』と思うのか」
です。来訪者や社員がどのような気持ちで訪れ、MOASの誰がどのような行動を取り、その結果どのような感情の変化が生まれるのかを考えていきました。
宿題で考えた未来の人物像を発表
参加者は事前課題として、
- 20代の技術者
- 子育て中の社員
- 高専生・大学生
- 工場やIT部門の責任者
- 海外から来た技術者
など、それぞれが思い描く「未来の利用者」を設定し、
- どんな不安を抱えて来るのか
- 入って30秒で何を感じるのか
- ここで何ができるのか
- 帰るときにどんな言葉を残すのか
を考えてきました。
発表では、多様な視点から未来のMOASに期待する姿が共有されました。
五感から体験を見つめ直す
今回の特徴的なワークが「五感設計」です。
心が動く体験を単なるストーリーで終わらせるのではなく、
- 何が見えるのか(視覚)
- 何が聞こえるのか(聴覚)
- どのように触れるのか(触覚)
- どんな空気を感じるのか(嗅覚)
- 何を味わうのか(味覚)
という五感の観点から考えました。
参加者は、自分が描いたストーリーに対して「その感情の変化を生み出している感覚は何か」を整理し、体験の証拠となる具体的なシーンを書き出していきました。
空間に必要な条件を考える
さらに、体験を支えるために必要な空間条件についても検討しました。
例えば、
- 人が自然と集まれること
- 気軽に相談できること
- 必要な時にはプライバシーが守られること
など、どのような環境があれば今回描いた体験が実現できるのかを話し合いました。
ここでは間取りや家具の配置を決めるのではなく、
「どんな体験を実現したいのか」
という視点で条件を整理しています。
第4回に向けて
今回の体験設計は新社屋設計のための大切な一次資料となります。今後は、この体験設計の結果をもとに、空間や動線、素材など具体的な設計へと落とし込んでいきます。
次回の第4回ワークショップでは、今回描いた「心が動く瞬間」を実際の新社屋空間へ翻訳する作業に取り組む予定です。参加者の皆さまとともに、MOASらしさが自然と伝わる場づくりをさらに具体化していきます。